土台はヒバ、柱は桧等用途にあわせて適材を使っていますが、一般の施工基準より一回り大きい材(一般に柱3.5寸なら4寸、梁8寸なら9寸等)を使っています。
例えば2間(約3640mm)の梁なら少なくても尺(約300mm)以上の材を必ず使います。もちろん構造計算をすればそんなに材の大きさを気にしなくても良いのかもしれませんが、20年〜30年たって材が劣化したときでも構造上問題のないように注意しております。
 
弊社では特別な場合を除いて、仕口加工は弊社の職人にさせております。もちろんプレカット(工場で機械を用いて全部加工してしまう)の方が簡単で安価なのですが、どんな材料でも一律に加工してしまうため、木や場所に合わせた仕口をする事ができません。平均的な強度はでるのですが、木の能力を充分に引き出すことは出来ないのです。
 
永い間にわたって家に住もう…。次の代まで家を残そう…。
というのであれば、旧来の木造在来軸組工法が一番です。その利点を2×4(ツーバイフォー)との比較で下記に挙げてみます。
     
    [1]改修(リフォーム)が容易である
木造在来軸組工法が家を「柱」「梁」で支えているのに対して2×4(ツーバイフォー)は「壁」で支えている為、1階の2つの部屋を1つにしようと思っても、壁がないと2階の重量が支えられません。

[2]釘を多用しない
木造在来軸組工法では、梁、柱の接合を主に継手を仕口加工する事により行なっているのに対し2×4(ツーバイフォー)の接合は釘、金物が主になっています。これは2×4(ツーバイフォー)がもともと湿度の少ないアメリカで発達した工法であったためで、日本のように湿度の高い場所での釘、金物の多用は30年以上もの年月がたった時、錆びて腐食する可能性が大きいと思われます。

[3]開口部(窓・室内建具)を大きくとる事ができる
壁工法の 2×4(ツーバイフォー)では1つの開口幅は1間(約1820mm)までがもっとも好ましいとされています。それ以上広げようとすると、特殊な工法を用いなければならず当然費用が増える事になります。また面に対して壁にならなくてはいけない最低限の値が規制されているので、南面だからといって全てを開口にする事はできません。

[4]大広間がとれる等プランが自由になる
2×4(ツーバイフォー)は壁がたえず垂直荷重をもっているわけですから壁を無くした大きな空間をとる事は困難です。その点、柱と梁で建物を支えている木造在来軸工法は梁の大きさを変えスパンを広げる事が可能です。

[5]個々の手直しが可能である
木造在来軸組工法では、万が一柱が腐食した。土台が腐食した。といった場合すぐに取替える事ができます。しかし2×4(ツーバイフォー)ではすべて一体式の構造になっている為、一部だけを補修するという事はまず出来ませんし、出来たとしても非常に困難なものになります。
     
    ※以上の点において「木造在来軸工法」は「2×4(ツーバイフォー)」に比べ、格段にまさっていると言えます。
     
 
 
 
 
 
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